ファジィ理論関連用語集
-レベル集合 (-カット)
あるファジィ集合について、グレード値を定め、もとのファジィ集合からグレード値がよりも大きい部分のみを切り取ってきたファジィ集合のことです。定義としては以下のようになります。
Xのファジィ集合Aと01となる実数に対して、となる集合を-レベル集合という。
この集合を用いることで、グレード値が小さく本質的に問題にならないような要素をのぞいて演算を行うこともできます。
1999/10/20
t-ノルム/t-コノルム t-norm/t-conorm
t-ノルムは簡単に言うと積演算のことです。ファジィ演算における、論理積(Min)、代数積、限界積、激烈積がその要素です。また、t-コノルムは和演算のことです。論理和(Max)、代数和、限界和、激烈和がその要素となります。
演算結果としては、まずt-ノルムの、激烈積がもっとも小さなものとなり、限界積、代数積、論理積、の順に大きくなり、続いてt-コノルムの論理和、代数和、限界和、そして、激烈和がもっとも大きな演算結果となります。
ここで、論理積と論理和の中間にある演算を平均演算といいます。